基本方針

2011年度 幹事長所信
 

第43代幹事長  古川 晃


 

原点回帰 ~会員一人ひとりの成長を目指して~

 

基本方針

会員が経営者・経営幹部としてより成長できる自己研鑽の場の提供
青年部会活動を通じた会員同士の交流とより一層深い信頼関係の確立




 

はじめに

 ここ数年、京都繊維業界をとりまく環境は年々先行きの不透明さが深まっている状況になっていると思われます。また我々の所属している京都織物卸商業組合の状況も大きく変化してきました。組合発足当時は694社あった会員商社も190社を切る状態になっています。40年以上の歴史のある織商青年部会も多いときには180人を超える会員数でしたが、現在は40人を下回る会員数になってしまいました。私はここ数年で本会の規模が以前にも増して縮小の傾向が強くなっていることを感じています。企業ならば社会情勢や状況の変化に対応することが必要になります。同様に我々青年部会も、規模が変化していくのであればその規模に即した会の運営が必要になるのではないでしょうか?

 

原点回帰 ~会員一人ひとりの成長を目指して~

 現在のような閉塞している状況でこそ原点に立ち返り今後の青年部会のあり方を考えていく必要があると思います。織商青年部会の目的は何でしょうか?「織商青年部会は京都織物卸商業組合の組合活動の一環として、青年経営者たる自覚を持って、京都繊維業界の発展に寄与することを目的とする」と会規則第一章第三条に記されています。どうすれば、私たちが「京都繊維業界の発展に寄与」できるのでしょうか?
 
ひとつは、「会員一人ひとりの成長」が必要であると考えます。我々青年部会員一人ひとりが経営者、経営幹部として更なる成長ができれば少なくとも業界にとってよい影響を与えることができるはずです。私は入会して今年で6年目になります。今までさまざまな研修例会に参加してきました。自分にとって興味のなかったテーマの研修例会でも参加してみると商売や経営を行ううえで少なからず糧となりました。
 
もうひとつは、「会員間の交流を通じて取引関係を超えた人間関係の確立」が必要であると考えます。通常社会人になれば仕事を通じての人間関係が多くなります。しかし我々青年部会は取引のない関係であっても例会や委員会を通じて知り合い、さらに人間関係が深まるとお互いの本音を打ち明けられるくらいの友情が培われることもあります。これらのことから、「研修と交流を通じて会員の更なる成長を目指す」ことを今年の青年部会活動の主な目的にしたいと考えます。

 

変化すること

 今年度は通常4月に行っていた通常総会と方針発表会を6月に変更しました。なぜならば、今年度の青年部会の活動をできるかぎりすべて4月からスタートさせたかったからです。先ほど申し上げたとおり最盛期180名以上いた会員が現在は35名程度になりました。現在の会の規模から考えても本会の運営にあたる幹事会の役員が連続して役を引き受けることが多くなっています。そのため進行中の事業と次年度の準備が重なり本業の忙しさに加えて、二年続けて役員を引き受ける会員は新年に入ると、かなりタイトなスケジュールとなります。これでは時間的にも精神的にも余裕がなく我が青年部会にとって重要な事業である例会の質も下がります。
 
よりよい例会、よりよい青年部会活動を行うには、今までより余裕を持った年間スケジュールにすることが今年度は必要であると考えました。また現在の会員数を考慮し委員会の数は2つにしました。このことにより委員会での幹事会役員以外の比率を高めより多くの意見を集約して例会の質を上げていくことを狙っています。また例会ごとに参加者アンケートを実施し、今後の例会をよりよくするための基礎資料としたいと考えています。

 

委員会

 ここ数年は委員会名を委員長自身の思いを考慮して決めてきましたが、今年は「研修と交流」がキーワードになりますのでそのまま委員会名を研修委員会、交流委員会とします。研修委員会にはより会員の成長につながるような研修系の例会を、交流委員会にはより会員間の交流が深まるような交流系の例会を期待しています。また、ここ数年例会や委員会の出席率が下がってきています。現在の経営環境で青年部会活動に参加しにくくなった会員が増えたことや、積極的に参加していた会員が卒業や会社都合、自己都合で退会しなければならなくなったなどさまざまな原因が考えられます。
 
しかし、青年部会活動は参加してこそ得られることが多いと私は考えます。会員の成長のためにも、今年の二つの委員会には出席率にこだわった例会、委員会の運営を心がけてもらいます。また、この二つの委員会とは別に今年度は会員獲得を目的とした「会員拡大委員会」を設置します。この委員会は幹事長、副幹事長、監事で構成されここ最近続いている会員数の減少に歯止めをかけるべく活動していきたいと考えます。

 

最後に

 我々の業界自体が大きな変化のときを迎えていると感じています。業界だけではありません。3月の大震災の影響で東日本だけでなく日本全体が沈滞ムードになっています。今後は、すべてのことが震災の前と同じようにはいかないかもしれません。加えて経済は戦後最悪に近い状態、新卒や転職希望者の就職もなかなか決まらない。政治も方向性が明確に見えない状態が続いている。
 
私個人の意見としてこのような社会情勢の時には拡大しようとするのではなく集約する気持ちで仲間同士の相互扶助を緊密にして関係性の隙をなくするようにする。つまりできるだけ、「まとまる」ことも今の時代の集団にとって必要であると考えます。今年は会員間の結束をより深めさらにお互い成長できる。そんな一年にしたいです。40年以上絶え間なく続いている織商青年部会を今後もよりよい形で継続できる礎となるよう一年間努力していきたいと思います。皆様のご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。