2010年度 幹事長所信
第42代幹事長 房本 和也 |
テーマ Re Born
~ 共に学び、共に成長する集団へ~
基本方針
一.京都の繊維業界を引っ張っていく人材の育成
一.共に未来を語り、夢を実現する集団の形成
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―はじめに―
一昨年のプレ40周年、昨年の40周年は、我々織商青年部会創立40年の集大成のような大事業が、数多く催されました。これらの事業により、織商組合員への青年部会の存在を大きくアピールできましたし、私たち会員も、大事業を成功させたことからの達成感や事業運営の困難さを学んだと思います。ただ、周年事業の無い通常年度は対外的な発信より、青年部会会員の為の事業を充実させ、我々の成長を最優先で運営していくべきだと考えます。
大企業の社員や、中堅企業の代表者には色々な場面で研修会や講演会を受講する機会があり、自分を成長させる学びの場がありますが、中小企業の社員や個人事業主にはその機会がなかなかありません。織商青年部会の例会をその機会とし、同じ年代、同じ地域、同じ業界の我々が共に学び、共に成長し、織商青年部会を京都の繊維業界を引っ張っていく人材の集団にしたいです。
―青年部会―
この10年で青年部会会員は70名から約40名に減少しました。加盟商社の減少、若手社員の減少、消費者に近いところでの販売が増え全国に出張が増えたことなどの要因があると思いますが、このままでは、青年部会存続の危機が近い将来到来すると思います。これを食い止めるには、先ほど挙げた会員数減少の理由などに影響を受けない、それ以上に魅力のあるものにしなくてはなりません。そのために一番必要なことは我々会員が、この青年部会で学び成長し、繊維業界や各商社において活躍することによって、内外から評価され、織商加盟商社の代表者が青年部会に行きたい・社員を行かせたい、また加盟商社の社員の方々も、自分がぜひ行きたいと思うような集団にしなくてはなりません。毎月の例会や、委員会・幹事会運営、会員同士の交流を通じ、共に学び、共に成長し、共に未来を語り、夢を実現する集団にしたいです。
―誰もが誇りを持てる業界に―
私たちが扱う商品、きものは日本の民族衣裳であり世界に誇る染織の技術が使われた衣裳で女性の憧れの存在です。洋装についても京都独自の、世界に通用する斬新なものです。また、寝具も生活に密着したもので、なくてはならないものです。風呂敷などの和装雑貨も、私たちの生活に和みを与える素敵なものです。こんなすばらしい商品を販売している私たちの業界に、今後の更なる発展に必要な若い人材がなかなか目を向けてくれません。私たち卸売業界よりも、その商品の作り手である産地での後継者不足はより深刻です。私たち青年部会会員が、成長し、業界を良くし、産地ももっと潤い、若い世代があこがれ、一緒に働いていき、共に未来を語れ、夢を実現できるような業界にしたいです。
織商のCSR特別委員会が言われている「良い社員は良い組織を創り出し、良い組織は良い仕事の改善を生み出す。そして、良い仕事は良い会社を創り出し、良い会社は良い業界を作り出す。最後に良い業界が良い社会を作り、そこに人が育っていく。」という言葉のとおり、我々青年部会会員が成長することにより、それぞれの企業が成長し、そして業界全体が発展していき、社会が豊かになり、京都の繊維業界で働いていることに誇りを持って、次世代につないでいく、そんな集団にしたいです。
―委員会―
今年度も三委員会で活動し、各委員会とも研修系、交流系両方の例会を担当して頂きます。
青年部会活動の重要な要素である委員会で、議案を今まで以上に完璧なものにするのはもちろん、委員会においても、今まで以上に研修・成長の場としていきたいと思います。毎回1,2名による3分間スピーチをアジェンダーに追加し、少人数の前で発表する機会を設け、将来もっと多くの人の前で話す為の研修としたいです。スピーチのテーマは「我社の紹介」や「最近感動した事」などに、したいと思います。
これ以外にも、各委員会で、ビデオを見たり、企業訪問したりなど工夫し、委員会活動を例年になく濃いものとして頂きたいです。
―最後に―
青年部会は、既に会員商社から年会費を頂いており、親会からも多額の助成金を頂いております。よって、各例会事業は、家族例会の家族負担分と旅行例会の追加費用以外は、青年部会事業費内でまかない、与えられた予算の中で運営していき、各例会の登録料は無料とします。また旅行例会につきましても、青年部会の大切な例会でありますし、この時にしか得られないものが数多くありますので、今までより多くの事業費をあて追加費用をできるだけ抑え、例年よりも多くの会員が参加できるようにしたいです。
青年部会は40年前の発足以来、常に新しいものに目をむけ、業界の中の先駆者の集まりでした。ただ、世の中は、今、過去に経験したことの無い勢いで変わろうとしています。私たちもこの速さに負けないよう、常に新しい情報を吸収し、この業界の中で、最先端に位置し、業界を引っ張っていかなくてはなりません。
人生を90年と仮定し、これを1試合90分のサッカーの試合に当てはめると、45歳になる青年部会で最高齢の私でさえ、前半が終了し、後半が始まったばかりです。私より年下の皆さんは、まだ前半の途中です。前半に調子が良く1点先行していたとしても、残りの時間をただずっと守り続けるのだけで良いのでしょうか。まだまだ、守りに入るのは早いと思います、攻撃にいかなければなりません。私は、いくつになっても新しいものにチャレンジし、未来を語り、夢を実現できるような青年部会を築いていきたいです。皆さんも、青年部会も、ここからが新しい人生だと思い、生まれ変わった気持ちで共に学び、共に成長しましょう。その気持ちを込めて、今年度のテーマを“Re Born”としました。
私たち会員のほとんどは、バブル崩壊後に社会人となり、デフレ経済と高齢化社会などにより、日本経済やマーケットが縮小していく中、仕事をして参り、この状態が普通となってしまいました。しかし、このまま縮小し続けていけば、我々の企業も、生き残ってはいけません。隣国の中国やアジア諸国は、日本の高度成長期のように毎年拡大しているのが普通です。他にも成長している国や企業はいっぱいあります。私たちも、ここで過去の負の記憶と決別し、生まれ変わったつもりで、各会員が成長し、各商社が成長し、マーケットを成長させ、京都の繊維業界を発展させましょう。
“Re Born”
一年間、よろしくお願いします。