京都織物卸商業組合 加盟商社一覧

VOL.2

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  生地売り・オーダー店の皆様、いかがお過ごしでしょうか。今冬は"地球温暖化"を肌で実感する記録的な暖冬が続きました。ここ京都でも、冬の風物詩とも言える"底冷え"を経験する日々は少なく、季節の花々は早くもシーズン前倒しで咲き誇っています。自然のサイクルが急速に変化する日常を当たり前と捉えず、この状況を少しでも変えるために個人レベルであっても今何をすべきかを真剣に考えていかなければいけないと思う今日この頃です。

 

07SS・07/08AW最新トレンド情報セミナー開催レポート


去る2006年10月4日、テキスタイル京都店では全国の生地売り・オーダー店を対象とした「07SS・07/08AW最新トレンド情報セミナー」を開催致しました。講師の井上佐知子さんはインターストッフアジアのトレンド委員を務めるなど国内外で活躍するテキスタイルプランナー。2006年9月に開催された「ミラノ・ウニカ」、「プルミエールヴィジョン」で活気づくヨーロッパのファッション市場を最新トレンドや店頭情報を交えながら約2時間お話いただきました。全国から駆けつけた受講者は25名。各々熱心にメモを取る姿が多く見受けられました。ぜひ今後のお店づくりに役立てていただきたいと思います。

 

<2007春夏~07/08秋冬のポイント>コントラストと交錯のシーズン


ハイライト *ファンタジーへの欲求とエレガンスの追求
ファンタジー・セダクション:ファンシー、ファジーな世界
テーラード・ディスティンクション:エレガントできっちりとした、フォーマルな世界
リラックスド・アティチュード:くつろぎ、快適、リラックスの世界
アクティブ・パルセーション:スポーツ、テクニック、機能性の世界
ますます高級な素材が求められ、100%天然素材とそのブレンドに対する興味が高まっています。麻はあくまでも繊細で、すべての素材分野にその影響を及ぼしました。シルキー素材、ニット、スーツ地は植物的なビジュアルをものにし、洗練されたスラブヤーンがスポーツウエアでその魅力を発揮し、麻とコットンのブランドデニムで大いに幅をきかせていました。バンブーを始めとしたエコロジカルな繊維の魅力もバイヤーの注目を集めました。

ベスト
*ナチュラルとソフィスティケーション、ファンタジーとノーブル、エレガンスとカジュアル。異なる世界はぶつかり合い、混じり合い、自分の個性を主張する。


レディス:牧歌的な爽やかさとデリケートな厳格さ
プレーン、デコラティブに関わらずマーケットを支配する2つの柱は、「自然のままの田園風」「きっちりと構築され、洗練されたエレガンス」。素材の植物的な外観が好まれ、特にマットで高級感があって手のかかった作りのものが支持されました。
(カラー)カルシウムcalcium/青春youth/真珠層seed-pearl
火打石silex/種まきseeding/ローズrose

 メンズ:正面に掲げられたエレガンス、約束されたカジュアル
メンズマーケットも二元的。ウルトラシックなスーツとシャツの一方で、ウールとコットンには凝った洗いがかけられたものに注目が集まりました。
(カラー)カルシウムcalcium/真珠層seed-pearl/火打石silex
プラチナplatinum/夜night/忘れな草myosotis

 

わたしが滞在していた期間、店頭を見ていますと老舗ブランドが巻き返しをはかって大変活気づいているのを感じました。特に注目は「バレンシアガ」「ランバン」「クロエ」。鮮度感が溢れた提案で、大人気でした。近いうちに日本でも必ず話題になるでしょう。ヨーロッパ動向は今後も目が離せません。

 

 

日常の素材トラブルを検証する クレーム事例Q&A


軽くてファッショナブルな合成皮革製品が店頭に多く出回っています。今回は合成皮革製品に潜むクレーム事例をご紹介します。

 

●合成皮革の経時劣化
相談:主婦のAさんは少し季節外れの衣替えの真っ最中です。暖かかった冬の影響でウールの厚手のコートはほとんど出番がありませんでした。薄手で、かつ肌寒さをしのげるファッショナブルな上着はないかしら。そんなことを考えながら衣装箱やクロゼットの奥を探し、5年前に購入した合成皮革のジャケットを見つけました。明日から外出の際に着用しようと奥からひっぱりだしてビックリ。コートの表面がべたつき、全体にひび割れが出来ています。細かくですが生地が剥がれているところも見られます。年に数ヶ月、冬のシーズンしか着ていませんし、コートを雑に扱った記憶もありません。なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか。
(ジャケットの詳細)ポリエステル65%,綿35%

 

回答:合成皮革は生地にナイロン樹脂やポリウレタン樹脂をコーティングして作られています。この樹脂加工は時間が経つとともに空気中の水分や温度、酸性ガス等の作用によって「加水分解」という化学的な変化が生じてくるのです。その変化によって生地のべたつき、樹脂のひび割れ、樹脂の剥離現象が起きるというわけです。これを経時劣化といい、合成皮革のような樹脂加工衣料は生産されてから3年を過ぎるとこのような状態になりやすいのです。現在の加工技術では、風合いや柔らかさなどの関係で、残念ながら経時劣化を防ぐことはできません。しかし湿度が少なく、風通しが良く、光の当たらない状態で、衣料同士を密着させないようにして保管することで経時劣化を遅らせることはできます。

 

世の中の価値観が早いスピードで変化し、お客様はLOHASや個性重視の傾向にあります。その中で我々の商材はフォローの風向きにありますが、これらを求められるお客様の目線も当然ながら高くなってきています。当店ではお客様との対話で半歩先の提案、商品を常に心掛けていきたいと思っています。
* お客様と向き合おう。
<お客様がこの商品この価格で満足されていますか?>
* 仕入先様との取組み強化
<しっかり話し合い太いパイプにする、アパレル素材との同質化を避け、オリジナル商品の強化>
* これで良いのかを常に考えチャレンジしましょう。
<社員の上から下まで強い意識で今を切り開くチャレンジ精神を持ち、かなりの意識改善が必要です>周りの全てに生かされ、生きていることに気付き、其の事を感謝し人間力(性)を高めて行きたいと思います。                           

                                     ㈱大塚屋(愛知県名古屋市)



当社は既製品も販売していますが、社員は「やっぱり生地の方が売りやすい!生地には夢がある」とよく言います。今は"手作り""オンリーワン"がキーワード。決して未来がない業界ではないと思うのはわたしだけでしょうか?次の世代の価値観をしっかり見つめ、気持ちを理解し、しっかり捉える。そんなお店が繁盛しているように思います。年齢を切り口にするのではなく、親子で同じ服を着回しする、またそれができる時代。日々デザインを研究して、パターンを改良する。そして"注文服はカッコイイ!"、そんなイメージを植えつけていくことに業界をあげて取り組んでいくことも大切だと思います。   
         
                                      ㈱福洋(福井県福井市)

 


当社のインターネット販売の取組みについてご紹介したいと思います。平成17年1月より開始し、当初はリバティプリントのみでしたが、綿、麻、ニット、ウールなど種類を増やし、現在商品点数は約1,300点にのぼります。専任スタッフは置かず、店舗と兼任で5名が携わっています。
インターネット販売は店頭と違ってお客様の顔は見えませんが、メールなどを通してダイレクトにニーズを聞くことができますし、問い合わせに返答するなどで行き届いたサービスをすることができます。店舗に来られない遠方にも当社のサイトを通じてファンが出来たことは嬉しく、海外からも注文が来ています。インターネット販売を開始して現在2年が経過していますが、当社の総売上げの約10%に迫っています。                      

                                      ㈱丸十(福岡県福岡市)

 

京都インフォメーション


当会ご当地の京都から、ホットな話題やおススメ情報をご紹介する京都インフォメーション。今回は当会オススメの桜の名所をご紹介します。

100本を上回る紅しだれ桜は豪華絢爛
原谷苑


日本一桜の名所が多いといわれる京都。桜の時期は市内中観光客で賑わいますが、実はこの原谷苑は市内北部、洛北の原谷にある遠方ながら、個人所有の約4,000坪の桜の園で、桜のシーズンのみ一般公開されている近年大注目の名所です。広大な土地にあたり一面、桜の園。樹齢50年の「紅しだれ桜」が100本以上あるだけでなくいろいろな種類の桜を見ることができますが、その豪華絢爛たる光景はただただ息をのむ美しさです。オススメは見物客が比較的少ない拝観時間始まりと終了時間の間際。じっくりと幻想的なひとときをお楽しみ下さい。

【住所】京都市北区大北山原谷乾町36 ℡(075)461-2924 ※開園期間中
【アクセス】市バス「原谷」下車徒歩1分
【拝観時間】9:00~17:00(桜の期間のみ)
【拝観料】満開時は平日1200円・土日祝1500円 ※桜の咲き具合によって料金が変わります。
【駐車場】あり(長時間の駐車は不可)


正統派名所は春の最後を飾ります
仁和寺


仁和寺に植え込まれている「有明」というオオシマザクラ系サトザクラは、一般的に「御室桜」と呼ばれています。境内には約200本あり、中には「御車返」「楊貴妃」という品種も見ることができます。平安貴族も桜会を催したといわれるこの境内の桜は、岩盤が固く深く根を張れないため樹高が低いのが特徴で、"花(鼻)が低い"ということから「お多福桜」とも言われています。満開は例年4月後半と京都の桜の中でも遅く、季節の最後を飾ります。

【住所】京都市右京区御室大内33 ℡(075)461-1155 
【アクセス】市バス「御室仁和寺」下車すぐ/京福電車「御室駅」下車徒歩5分
【拝観時間】9:00~16:30(受付は16:10まで)
【拝観料】境内自由(御殿500円、霊宝館500円)
【駐車場】あり

春爛漫の風情を満喫できる穴場スポット
上品蓮台寺


古来"十二坊"として知られた真言宗の寺院。寺伝によれば、元々は聖徳太子が母親の菩提を弔うために創建した香隆寺という寺院だったそうです(応仁の乱で焼失)。広い境内に「紅八重しだれ桜」と「ソメイヨシノ」が植え込まれており、その咲き誇る姿は見事。桜の名所として知られているものの訪れる人は少なく、京都の風情を存分に楽しませてくれます。

【住所】京都市北区紫野十二坊町33-1 ℡(075)461-2239
【アクセス】市バス「千本北大路」下車徒歩3分
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】境内自由
【駐車場】あり

 

 

 

 



※桜の開花情報は、JR東海「そうだ、京都、行こう。」サイトにてご参考いただけます。
http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/doc/sakura