メイキング・ワークショップ2011の制作テーマは、

今回は、エコをテーマに、環境に配慮したものづくりに挑戦。
ECO-PRINT PROMOTION 第一弾として、植物由来繊維の中でも成長が早く環境負荷が少ない竹を原料とする竹・開繊糸100%のKPAオリジナル素材を製作し、大量の水、廃液を必要としない等、環境配慮型の染色方法でのプリント服地を提案しました。



KPAとしてのエコへの取り組み

訴求ポイント
日々の生活の中で、多少の不便さがあっても比較的無理がなく受け入れられることからエコ生活は始まります。我々の生産活動も原料ひとつひとつの工程を見直すことにより、自然環境により一層優しい内容に変えていくことが可能だと考えています。

廃棄時に発生する二酸化炭素を自らの成長過程で吸収する環境循環型の植物由来繊維の中でも、成長が早いために原料供給において、より環境負担がすくない「竹」を原料とした「竹・開繊糸」による織物の開発。

インクジェットプリントやナノ顔料使いのプリント等々、環境汚染とエネルギーの効率化を追求した染色テクニック。


また、京プリント製造工程についてパネルで紹介。
京都は、きもののイメージがありますが、洋服などの生地(プリント服地)をつくる産地として、多くの商品が世の中に誕生しています。
柄(図案)を描く、柄を染めるための型をつくる、生地を染める、仕上げなど、各工程で専門性を追求したものづくりに取り組む基盤があり、デパートに並ぶワンピースやスカートなど柄物の多くが、京都で染められています。

<京プリントの製作工程>

京プリント製作工程1 京プリント製作工程2 京プリント製作工程3 京プリント製作工程4
1. 生地を織る

今回KPAでは、竹・開繊糸でオリジナルECO素材をつくりました。
2. 図案を考案する

プリントの原画を描きます。手で描いた部分をコンピュータに取り込んで完成させることもあります。
3 .インクジェットでプリントする

捺染剤や染料が最少量ですみ、環境負荷が低いECOプリント加工です。
4. オートスクリーン捺染機でプリントする

京プリントで最も多く使われているプリント方法で、高品位なプリントの生地になります。ナノ顔料や天然染料も使えます。

ECOプリント工程

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