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藤田嗣治×国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会
20世紀前半の海外で成功と挫折を経験した二人の画家、藤田嗣治(1886-1968)と国吉康雄(1889-1953)が、ともにフランス・パリに滞在した1925年から100年目になることを機に開催される展覧会。日本とフランス、日本とアメリカ、 二つの祖国を持った二人が、それぞれどのような自覚と視座のもと作品を生み出していったのか、これまで個別に語られてきた二人の画家について、9つの章を通して作品を対比させながらご紹介されます。
と き:6月14日(土)~8月17日(日)
ところ:兵庫県立美術館
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正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-
奈良、東大寺の北側に建つ正倉院は、9000件もの宝物を1300年近く地上で守り伝えた”奇跡の宝庫”です。それは、「偶然に残った宝物」ではなく「守り、残してきた宝物」であり、時代を超え、人の心と手を通じて紡がれてきました。正倉院のはじまりは? 宝物は何故集まったのか? どのように、誰が守り続けているのか? 今更聞けない正倉院から紡がれる未来まで、正倉院1300年の物語を歩く展示イベントです。
と き:6月14日(土)~8月24日(日)
ところ:大阪歴史博物館
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伊藤若冲「竹鶏図屏風」
寛政2(1790)年以前
二曲一隻 紙本金地墨画 |
日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!
日本美術には、まだ世に知られていない作者、作品が埋もれています。例えば、伊藤若冲(1716-1800)の場合、2000年に京都国立博物館で開催された展覧会をきっかけに空前の若冲ブームが巻き起こりましたが、そんな若冲も、それ以前は一般の人々にとっては「知られざる鉱脈」でした。その後も発掘は進みましたが、いまだ知られざる鉱脈がたくさん眠っています。その鉱脈を掘り起こし、美しい宝石として今後の日本美術史に定着していくことを目標として企画された展覧会。
と き:6月21日(土)~8月31日(日)
ところ:大阪中之島美術館 4階展示室
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究極の国宝 大鎧展
ー日本の工芸技術の粋を集めた甲冑の美の世界ー
日本の甲冑は大鎧、胴丸、腹巻、当世具足などの様式がありますが、これらは金工、漆工、染織など複数の分野にまたがる工芸作品の集合体で、日本人の工芸技術の高さ、そして美意識をあらわした総合芸術といえます。天下に名だたる大鎧の双璧として知られている春日大社の赤糸威大鎧(竹虎雀飾)と、櫛引八幡宮の赤糸威鎧(菊一文字の鎧兜)が史上初めて並列展示されます。国宝に指定される甲冑・鎧類の半数が一堂に集まります。究極の名鎧たちをご堪能ください。
と き:7月5日(土)~9月7日(日)
※前後期展示替えあり
ところ: 春日大社 国宝殿
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